今日は昨日に引き続き、蘇州「宏成琴行」の首席二胡制作師・李錦元のプロフィールをご紹介します。

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 1965年、李錦元は単身蘇州へ赴きます。彫刻の技術が高く買われて、当時国営の西洋楽器メーカーのバイオリン制作部門に招かれたのでした。

 そこで長年バイオリン作りに携わった彼は、西洋のバイオリンには制作技術上、完璧な理論と数値化された厳密な規格のあることを知りました。
 
 たとえば高級なバイオリンの底板は一本の木から切り出して作ります。材料の木目と特性が一致していると、振動のバランスは最適となり、音質の統一感を高めることができます。

 これに刺激を受けた李錦元は、バイオリンの制作技術を二胡づくりに応用するべく試みます。琴筒の琴板はなるべく一本の木から取り、組み立て時にも木目が似通っているものを選ぶようにしました。すると、明らかに音質に統一感が出て、高音は高らかによく響き、人を奮い立たせ、低音はあたかも蜘蛛の糸のように連綿と鳴るようになりました。

 李錦元は富や名声に無頓着で、手柄を自分のものにしようとしないので、楽器関係の出版物が彼を特集したがっても取材を受けません。かつて彼はこう言いました、「私はもの静かな性格で、競争を好みません。ただ自分の好きなことをしたいだけなのです」と。



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 李錦元制作の二胡を見る→大葉紫檀二胡058小葉紫檀二胡060

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